設計から製造まで一貫した製造体制と、様々な外部認証基準をクリアする管理体制。横断的なものづくりでヒューマンエラーに対応し、常に品質の高みを目指し続ける。
自社品質管理
製造管理体制
会社全体で改善に取り組み、ヒューマンエラーに対応。
大手メーカー様の商品も製造しており、定期的な監査もありますが、製造現場として日々どこか新しく改善できることはないかと模索し続けています。製造ラインは人の作業がどうしても多くなり、ヒューマンエラーは起こりうることです。一番対応しづらいことですが、それをサポートする形をとっています。
具体的には、製造、品質保証、生産技術、設計開発の4部門が横断的につながって製品を作っています。その過程で「こういう改善をしたい」という声が上がれば、それについて部門の垣根を超えて改善策を検討していきます。それは、不具合を止めることもそうですが、作業がしやすい環境づくりを目指すこともそうです。作業がしやすいということは、必然的にミスが起こりにくい環境になります。さらに、社内システムエンジニアとも連携しながら、社内クラウドやネットワークとの関連、データ収集、画像認識、トレーサビリティの管理などを徹底しています。
現場としては、1秒でも工数の時間短縮を狙い、生産台数を増やす努力をしています。意識しているのが「無理・ムラ・無駄」の3つを無くすこと。不具合が出やすくなるような「無理」な作業をしないこと、同じ品質を保つよう「ムラ」のない仕事をすること、非効率な「無駄」な作業・動作を削減すること、この3つを念頭に現場の効率化を図っています。
製造工程全体のお目付役となっているのが、品質保証部の役目です。資材部が調達する部品の検査から始まり、技術部とともに海外へ出向いて調達先のメーカーへ品質指導をする機会も設け、製造工程はもちろん出荷後の市場品質も気を配っています。それぞれの担当部門で細部にこだわりながら品質を保っていますが、部門の横断的なつながりが強い分、迅速な対応ができることも当社の強みでもあります。
外部認証
国際規格をはじめ、様々な分野に適応した製造管理体制の信頼性。
当社の高品質な製造管理体制を裏付けてくれるのが幅広い外部認証の数です。組織の品質活動や環境活動を管理するための規格となるISOは、顧客に提供する製品・サービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした品質マネジメントシステム「ISO 9001」、サステナビリティ(持続可能性)の考えのもと、環境リスクの低減および環境への貢献を目指す環境マネジメントシステム「ISO 14001」、医療機器や体外診断医薬品を扱う「ISO 13485」の三つを取得しています。また、自動車産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格「IATF 16949」の認証も受けています。
本社がある鳥取県でも、「医療機器製造業登録証」と「第三種医療機器製造販売業許可証」を取得しており、これまでにもM社様と人の体の状態を感知する非接触バイタルセンサーを一緒に作らせてもらっていますが、高齢化社会が進む中で医療分野は今後も大きな可能性を秘めていると思っています。実際に、地元行政による企業マッチングなどを通して、様々なクライアント様より医療分野の製品開発のご相談をいただく機会も増えています。
車載品質を満たすドライブレコーダーや、医療分野での非接触バイタルセンサーなど、当社には無線技術を元にした生産技術と、品質を裏付ける生産体制があります。為替の変動や物流の影響などで海外市場が不安定になり、信頼できる国内生産を求めて製造拠点を国内で探される企業様も多くいらっしゃるのが現状です。社内で一貫した製品製造を行う当社に、ぜひご相談いただければと思います。